2014年12月04日

省エネなポット(魔法びん)

通常どこの家でもお湯のポットはあると思いますが、どんなポットを使っていらっしゃいますか?20年位前は例外なく「魔法びん」と呼ばれた内側が硝子の上を押すとエア式ポンプでお湯が出てくるものを使われていたと思います。その後電動式でお湯が出るもの、更には電気でお湯を沸かして、時々沸騰させてくれたり、カルキを飛ばしてくれたりするもの。と、いろいろな機能がついたものが販売され、どこの家でも珍しくない一般的な家電品になっています。

さて、この電気ポットですが、かなり電気を食うのはご存知でしょうか?電気が入っていれば当然常に熱い状態を保ってくれますが、一旦電気を切ってしまうとあっという間にさめてしまいます。つまり、常に電気で加熱をしていてさめないようにしているわけで、本体には保温の機能があまりないわけです。これは、構造上断熱材をかませてしまうと、発熱体からの熱で性能が劣化するからです。ということは、電気ポットは保温ポットではない、ということになります。

ここで、省エネルギーを考えると、電気ポットは便利ではあるが、エネルギーを浪費するものだということがわかります。

では、どのようにすると、省エネになるかというと、実に簡単なことです。
昔のようにガスコンロにやかんをかけてお湯を沸かして、保温される「魔法びん」に入れなおす。少なくなってきたら、沸かして追加する。このようにしてお湯を利用すると、月間500円から1500円の電気代が浮いてきます。常に家にいて電気ポットを利用されている方や、夜通し通電されている方は更に電気代の差がでてきます。ガスコンロが使えない環境や事情があれば別ですが、「ピーピーケトル」のような沸いたら音が鳴るものなどを使用すると、消し忘れて危険ということも防げます。逆に電気ポットはというと、もし、故障した場合や通電したまま旅行に出かけてしまった場合などは、火災の原因にもなりかねません。温度センサーが故障した場合は、しょっちゅう沸騰作業を繰り返してかなり危険な状態になってしまいます。

さて、「魔法びん」はなぜお湯の温度がさめないのでしょう?
「魔法びん」の構造は、のぞいてみるとわかりますが内部が硝子のびんのようになっています。入口は上部の穴1つのみです。この穴をふたで塞いでしまうと気密性の非常に高い密閉状態になります。その外側には簡単なプラスチック系の断熱材を巻いてあります。ここでの「密閉状態」がキーワードです。気密性が高いとそれだけでも熱を逃がしにくいということになります。実際「魔法びん」の断熱材はそんなに厚いものではないのですから。

となると、住宅も気密性さえ高ければ断熱はしなくても良い?という考えも出てきますが、住宅の場合はそうはいきません。まずは容積が大きいので内部で対流が起こります。そうすると、壁や天井に温度のむらができます。床と天井の温度差が大きくなり、床上1メートル付近の温度を快適にするには、余分なエネルギーを使うことになります。ここで断熱材があると、温度むらが解消されます。高性能なほど解消されやすくなります。
また、住宅において完全な気密ではいけない最大の理由があります。それは人が生活するにおいて新鮮な空気が常に必要であり、密閉されていると酸素が欠乏し窒息してしまうのです。ここで換気計画が必要となるわけです。これを呼んでいて「あれっ?気密住宅って気密じゃないの?」とお気づきになった方もいらっしゃると思いますが、実はそうなんです。「気密住宅」といっても換気システムを付けた状態では1時間当たり250m3を換気するように換気口が開けられており、実際は「気密」ではなく、正確には「気密性の高い」となります。

ということで、とっても省エネな「魔法びん」を見直してみませんか?
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2014年12月03日

充電式バッテリーのアレコレ

電気は蓄えておく、保存するということが難しいもので、いかに効率よく大容量を小型の容器に入れるかが大きな問題で、さらに状況によっては爆発の危険性もあるために安全性も重要な課題となっています。
今や電気は欠かせないものとなっており、自動車やカメラ、パソコン、携帯電話など、充電式バッテリーがなくてはとても不便な世の中になってきています。
充電式バッテリーには、湿式と乾式があります。
湿式は液体が入っているもので、自動車のバッテリーなどがそうです。
乾式はその名の通り、液体がないもので、カメラ・ノート型パソコン・携帯電話・ラジオ・懐中電灯など上げたら数え切れないほど、いろいろなものに採用されています。

●寿命
電気を蓄えておく蓄電池には寿命があります。充電できない「アルカリ電池」や「マンガン電池」は使いきってしまう(放電してしまう)と空になってしまい、充電ができないために廃棄することになってしまいます。アルカリ電池用の充電器が市販されていますが、電池そのものが充電ようとして造られていないため、破裂する可能性がかなりあります。また、充電できる「ニッケルカドミウム電池」や最近多くみられるようになった「ニッケル水素電池」「リチウムイオンバッテリー」は繰り返し充電・放電ができるので、低コストで使用できるようになっています。が、繰り返し使える回数が目安として500回というのが通常です。これは電池メーカーがテストをして、問題なく使用できる回数をいうのですが、使い方によっては回数が変動し、蓄えられる容量も変わってきます。

@「ニッケルカドミウム電池」「ニッケル水素電池」は充電においてメモリー効果という悪い性質を持っており、電池が空にならないうちに追加充電をすると、容量の底が上げ底になってきて、使用できる時間が短くなってきます。空になるまで使い切って充電することが寿命をのばすことになります。

A「リチウムイオンバッテリー」はメモリー効果がなく、追加充電しても上げ底にはならないので、常に使いやすい状態に保つことができます。最近の電気髭剃り器や携帯電話、ノート型パソコンなどはほとんどが採用しています。これらは頻繁に充電器を接続するためにメモリー効果がないのは非常に有効です。ほぼメーカーの計算どおりの回数を使用できます。

B「液化バッテリー」は自動車やオートバイなどに使われています。常に充電していること・大電流が必要なこと・充電の際少し毒性があるガスが発生するが外での使用なので問題ないこと、などから適しています。重い・大きい・硫酸入りなので割れたら危険などから、携帯には向きません。

※電気自動車。自動車メーカーから「ハイブリット」という名称で市販されていますが、小さい発電用のエンジンとバッテリーに接続されているモーターで走行します。そのバッテリーはメモリー効果があり、寿命があるのです。使用しているうちに新車のときよりも頻繁に充電が必要になり、自動的に発電用のエンジンが作動します。つまり、徐々に燃費が落ちてくることになるわけです。リチウムイオンバッテリーを使用すれば効率が良くなるのですが、大電流が取れないのと、高価すぎるため市販が難しいのが問題点といわれています。が、さらに、自動車を動かすだけのリチウムイオンを搭載すると、万が一の事故の際破裂・爆発の可能性もあるので使えないということになります。大電流が使用できる、電気自動車用の効率の良いバッテリーの開発が待たれています。

●安全性
通常、「乾電池」と呼ばれる密閉式のもので、外からの力の加わり方によっては、爆発・破裂の可能があります。携帯電話に使われている「リチウムイオン」は安全弁が二重に設定されており、異常発熱等で破裂の危険性が発生すると、安全弁により破裂を回避するようになっています。しかし、業界の一部の人の中には安全弁は2つだけでよいのかと疑問を持つ人もいます。最悪の場合は頭部が吹っ飛ぶという可能性もあるとか。
怖いです。携帯電話での長電話はしないようにしましょう。異常があったらすぐにショップへ持っていきましょう。

●ノートパソコンのバッテリー
ノートパソコンをお使いの方は、内臓のバッテリーはどうされていますか?
内蔵したまま使っていますよね?実はその使い方だと、バッテリーの寿命を短くしているんです。通常バッテリー内臓のノートパソコンは、自宅や会社では充電器兼用のACアダプターを繋いで使っていると思いますが、その際電源はバッテリーを優先して使うようになっていますから、減ると充電・減ると充電を繰り返し行っていることになります。
たとえば寿命500回のリチウムイオンバッテリーが内蔵されていて、普通の使い方で2時間使える物としたら、1日4時間の使用だと、1日あたり2回の充電・放電をしていますから、250日で寿命が来ることになります。月に25日使用したとして、10ヶ月でそのバッテリーは使えなくなってしまいます。この間屋外へ持ち出すなど本来の携帯性を利用しなくても10ヵ月後には使用不能になってしまいます。では、どうしたらよいかというと、ACアダプターを使用できる場所では、バッテリーをはずして使用すると、バッテリーの寿命は飛躍的に延びることになります。交換用バッテリーは¥7,000位しますので、大きな経費の節約になります。その際の注意点としては、はずずバッテリーは満充電にしておくこと。パソコンを使用中ACアタプタが何らかの事情ではずれると、入力中のデータがなくなってしまうのではずれないように注意することと、データの保存を多めにすること。

●バッテリー全般
充電用バッテリー全てに言えることなのですが、買ったばかりのバッテリーは満充電になっておらず、普通は充電してから使用をはじめるのですが、フルパワーをだして、ベストコンディションにするためには、買ってすぐに満充電にし、連続放電して空にする。これを1〜2回行ってから使用すること(エージングといいます)。使用していないときはできるだけ満充電にしておくこと。たとえば携帯電話だと、夜自宅で充電する際に電源を切って充電すると満充電になります。切らないで充電すると充電・放電を繰り返すので、完全に満充電にはなりません。最近の携帯電話は自動電源on・offがありますから、設定すると便利です。使用しながら充電(フローティングチャージといいます)だと、寿命が短くなる方向になりますから、避けたほうが良いです。

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2014年12月02日

住まいの使い方その1:玄関ドアの鍵が渋くて入らない入りにくい場合

キーのギザギザに鉛筆をゴリゴリして鍵穴に入れて何度か出し入れしてみて下さい。不思議なくらい出し入れがスムーズになります。

これはシリンダー錠の構造上中に小さなシリンダーという鍵の形状を判断する機構があって、湿気などで錆びついたりして動きが悪くなったところに、鉛筆を擦り込んで炭素の粉をシリンダーに付着させることにより動きをスムーズにさせることができます。動きが悪くなったら何度でも行って問題ありません。動きが悪くなったといって慌ててシリンダーを交換しないでください。材料工賃共で¥15000くらいかかります。この方法を使えばただで治ります。

※間違ってもCRCなどの油は注入しないでください。それこそ交換するしかなくなります。注入したばかりはいいのですが、その後油に埃が付着してはがれなくなり固着して完全に動かなくなります。
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